起床、6時。さむーーっ!!
大浴場のお風呂に飛び込む。
ハァーッ生き返るぅ!!
お世話になりました〜、と宿を出ようとすると、
おかみさんが玄関で落ち葉掃除をしていた。
「あらあなた、一人で旅してるの?」
「ああ、そうです。気楽でいいですよ。」
「いいなぁ、私は主人と旅行しても、お互いの意見が一致しないから大変なのよ。
娘にはこの前、お母さんはもっと自分の行きたいとこに行くべきだ、なんて言われてね」
「それは…よほど意見が合わないんですねw」
身の上話を少々聞いて、バスへ向かう。
乗車しようとすると、乗車券が必要だったらしい。
駅中に券売機があると言われたが、
まったく見当たらなかったんだけど💢
田舎バスは乗車券を前もって買えとか…
現金払いオンリーとか…
ちぃっ!!わかりづらい💢
でも運転手さん、自分の財布から
わざわざ両替してくれて、
現金でいいよ、って言ってくれた🥺
優しい。ありがとう…
今回の目的は、最上川芭蕉ライン下り。
舟下り観光ランキング一位らしいです!
受け付けをすると、出身地と名前も書きます。
中の売店もこだわってて可愛い。
お店の人にアピールされて、
くじら餅とゆべしを購入。
船にのるタイミングであっためようか?
と言われるほど、サービスが徹底していた。
外でぶらぶらしてると、船頭さんから
「寒いから中にはいってな」と声をかけられる。
みんな優しいな……
放送で、名前を呼ばれて桟橋にいくよう命じられる。
乗船すると、船頭さんが
「こっちの方がいいよ」と、座る場所まで教えてくれた。
高齢夫婦と、女性親子と、女一人の
5人チームで出航〜
船頭さん「5人か。マイク…いらねえか」
※このマイクがなかったので、声も小さくてところどころ聞き取れませんでした笑
高齢夫婦の旦那さん、めちゃよう喋る。
合いの手どころか話もぎとる勢い。
女性親子の知識もなかなかで、私以外でなんか盛り上がってました。
茨城県、神奈川県、埼玉県ですね〜関東チームだ〜
なんて、巻き込みながらお話を進めていきます。
紅葉はちょっと遅かったかもだけど
※民宿のおかみさんにそう言われていたので
私はまぁこのくらいなのかな、くらいに思えました
景色を見ながら、風を感じながら大自然を満喫できる。
とにかく船頭さんの笑える小話や、山形の説明、芭蕉の詩を読んでくれたりと、それが楽しかった。
お歌も上手でした!
5人は下船後、帰りのバスを待つ間
いい匂いにつられて
みんなであじさいせんべいというのを食べました。
帰りのバスで、高齢夫婦が、
「これから俺たち新庄市にいくから、新庄駅までついでに乗せて行こうか?」
と、なんと車に乗せてもらいました、、
ありがてえ!!
新庄駅までのバスは1時間待たないとこなかったので超助かりました。
車内はこれまでの夫婦の旅話で大盛り上がり。
楽しい時間もあっという間に過ぎ、送り届けてくれました
降車、5分後。
あ………………
あああ〜!!!!!!
ゆべしとくじら餅とお茶が入った袋を
車の中に置いてしまった!!
※食べるタイミングを逃してそのままでした
なんてこった!
ふるさとセンターに行くって言ってたから
走っておいかけるか?
調べると、私がこの後向かう東山焼工房まで
歩いて30分。
ふるさとセンター徒歩15分で、反対方面。
あああ〜…………
まぁいいか……
そして私は諦めたのだけど
親切にしてもらったのに、その人たちにゴミを捨てさせるという、とんでもなく失礼なことをしてしまったのでやはり心は晴れないままでした。
本当に申し訳ないと思う。
そしてあのとき、やはりふるさとセンターまで走っていくべきだったなぁ。
と、旅の中での最大の後悔です。
それはさておき、
30分歩いたら住宅街に個人経営のイタリアンを発見したのでそこでランチ。
美味しかったです。
新庄東山焼工房にいく。
ギャラリーはこじんまりしていたけど、
なかなか充実!
値段もお手頃で素敵。私好み!
そしておばちゃんがやってくる。
あれ?今行ったパパクチーナの店員さん????
ってほど、そっっくりだったので
「こんにちはー」と挨拶されたとき
「あ、どうも」ってラフな感じに返してしまったけど
別人だったのね。
あれは絶対双子だわ。うん。いくらなんでも似すぎ。
そのおばちゃんもよく喋るひとだった。
お会計時、お皿一枚おまけでくれた。
ありがとう。
帰りは新幹線の時間まで、大きな公園でひなたぼっこ。
山形いいとこだったな。
みんなよく喋るなあ。
トイレがカラフルなのが毎度気になった。
こうして5日間の一人旅は終了。
5日中の4日間は、雨&雪。
でも防災対策は完璧だったので、問題なかったです!
もう今後一人でこんな金も時間もかかる旅はないだろうけど、満足しました。
さて次は岡山県いきたいな。
懲りない既婚者の旅はまたいつか始まる。